並滝寺池の四季
●黒瀬川の源流 黒瀬川の下流、八本松町篠地区から並滝寺池方向を見たところ。中央の鞍部が並滝寺池です。 右側の山は虚空蔵山。 ●並滝寺池 並滝寺池は、延宝年間(1671〜1680年)に農業用水として築造された人造の湖です。第二次世界大戦中(1941〜1945年)に再築造され、現在の面積になりました。現在の池の総水量は約60万立方メートル、満水時の水面積約11ヘクタール、集水面積は直接流水域約79ヘクタール、間接流水域約17ヘクタールとなています。 ●並滝寺 堰堤から見た西側の山林の中腹には、並滝寺がひっそりと佇んでいます。手前の水辺の建物は、かつて休憩所として使われていました。 ●水辺の樹林 池のそばまで樹林が茂っています。 ●分水嶺 並滝寺は、黒瀬川水系と太田川水系の関川の最上流部に位置しています。写真の中央から向こうは、広島市白木町を経て広島市に流れていきます。かつては、下流の地区との間で水争いがあったとか。 ●旧道 並滝寺池に通じる道路(県道)は、現在ではきれいに舗装されてとても便利になりました。しかし、かつては険しい道でした。戦前は、この先の志和町方面に出かけた警察官が、雪に阻まれて殉職したとか。旧道の道ばたにはお地蔵さまが。 ●湖畔への入り口 県道から湖畔への入り口。池の北側の道を進むと、つきあたりが並滝寺。その周辺に、並滝寺湖粋園(温泉、宿泊施設)、なみたき藤原園(遊園地)もあります。 ●湖畔の道路 道路のまわりは雑木林に囲まれて、池の景色があまり見えません。ちょっと残念。 ●湿地 水辺には湿地もありましたが、雑木が侵入して消滅しかけています。 ●水辺の林 並滝寺池の最奥部、並滝寺湖粋園の入り口近くは林床が整備され、水辺が見渡せます。時にはキャンプなども。 ●虚空蔵山 並滝寺池の西側から見ると、正面に見える美しい山が虚空蔵山。またの名を岩倉山ともいい、中腹には岩塊が露出しています。古来、西条盆地の水神として祀られてきました。 ●並滝寺から 並滝寺の境内から見た並滝寺池。一部にマツクイムシの被害で松枯れが見られるものの、まだまだ緑濃い自然環境が残されています。 ホームページにもどる |