並滝寺 並滝寺は、奈良時代の開基と伝えられる古刹。 東広島の歴史的な「源」です。並滝寺を訪ねるミニツアー。 ●参道の入り口 並滝寺は、奈良時代の天平5年(733年)の開基であると伝えられています。参道の入り口は、並滝寺池の最奥部、志和東方面から上ってきた道路が池に突き当たったT字路のそばにひっそりとあります。 ●参道 急な傾斜の階段をあがると、尾根沿いの道。周囲の林は下草が生い茂っていましたが、倒木は徐々に整備されていました。ただ、切り倒した株は搬出が難しいようです。 ●仁王門 しばらく山中を歩くと仁王門に到着。急な階段の途中に仁王門が佇んでいます。ここから振り向くと、もうひとつの急な参道が志和東側から上ってきています。 ●仁王さま 仁王門の両側には仁王様。 ●急な石段 仁王門から急な石段。行く手に楼門の屋根が見え隠れしてきます。 ●庫裏 石段を上りきると小さな平地。右側には庫裏の大きな建物が目にとびこんできます。庫裏の中には千手観音像、唐絵涅槃像などの文化財が現存しています。 ●本堂へ さらに石段は上に。行く手には楼門がそびえています。 ●本堂 並滝寺は、福島正則の時代に衰退しましたが、浅野氏の時代に復興。宝暦7年(1757年)に台風の被害にあったのを機に順次再建されました。現在の本堂は明和8年(1771年)に再建されたものです。 ●楼門 本堂の境内から見た楼門。しっくい塗りの台の上に茅葺きの屋根がそびえ、美しい姿です。 並滝寺を囲む社叢には、シキミツバキ、アラカシ、シラカシ、スダジイ等の良好な樹林が成長しており、貴重な樹林となっています。 ●水源 本堂から山際に沿って別の側に下りていくと、小さな池。ここは、黒瀬川の最上流部と見られるところです。名実ともに、東広島の「源」と言えそうです。 ホームページにもどる |