今田酒造本店 いまだしゅぞうほんてん
絶滅酒米を蘇らせた女性杜氏 百試千改の情熱の酒「富久長」
1868(明治元)年に創業。酒銘「富久長」は、安芸津の醸造家、三浦仙三郎によって名付けられました。三浦仙三郎は、それまで酒造りに不向きとされてきた軟水を用いて吟醸酒を生みだす軟水醸造法を1898(同31)年に確立し、「吟醸酒の父」と呼ばれる人物です。
33歳で実家の酒蔵に戻った今田美穂さんは、「味で勝負できる日本酒」を造りたいと考え、絶滅した広島の酒米「八反草」での酒造りに挑戦。地元農家の協力で八反草を復活させたものの失敗を重ね、三浦仙三郎の座右の銘「百試千改」の情熱で納得のいく酒を造り上げました。美穂さんは2020年、イギリスの放送局BBCが選ぶ「今年の女性100人」に日本人で唯一選出。今田さんが醸す「富久長」もIWC(International Wine Challenge)の受賞実績などを経て、広島杜氏が受け継ぐ技“GINJO”を世界へ発信しています。見学・試飲は不可ですが、蔵の入口にて商品を販売。
※撮影:前康輔
■ 基本情報 ■
住所 |
東広島市安芸津町三津3734 |
電話番号 |
0846-45-0003 |
営業時間 |
9:00〜17:00(商品販売) |
休業日 |
土・日・祝日 |
料金 |
-
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アクセス |
JR安芸津駅より徒歩約6分 |
駐車場 |
あり |
関連リンク |
https://fukucho.jp |