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柄酒造 つかしゅぞう
西日本豪雨の被災から再起 多くのファンに長く愛される酒蔵

古くから海上交通の要衝として栄えた安芸津。江戸時代に広島藩の米蔵が置かれていたことから海運業を生業としていた柄家が、1848(嘉永元)年に酒造業を創業しました。酒銘は「於多福」。安芸津の醸造家、三浦仙三郎が苦心の末に確立した軟水醸造法により、広島の酒は格段に品質が向上し、1907(明治40)年に開催された第一回全国清酒品評会で「於多福」は優等1位を受賞。その後「関西一」の銘柄が加わり、長年にわたって広く親しまれてきました。
しかし、2018(平成30)年の西日本豪雨で母屋や酒蔵が1メートル以上浸水。代々使われてきた麴室をはじめ、多くの設備を失ってしまいました。8代目の宣行さんは廃業も考えましたが、「柄酒造の酒を失わせたくない」と全国から支援金、ボランティア、技術者たちが集結。その様子を目にした9代目の総一郎さんが「恩返しがしたい」と帰郷を決意し、再生した蔵で酒造りを再開。映画『恋のしずく』(2018年)のロケ地にもなった歴史ある蔵で、「吟醸酒発祥の地」「杜氏のふるさと」の名に恥じない酒造りに親子で取り組んでいます。
※見学は要予約にて、9:00〜17:00で30分程度

■ カテゴリ ■

  • 東広島の酒蔵

■ エリア ■

  • 南部エリア

■ 基本情報 ■

住所 東広島市安芸津町三津4228
電話番号 0846-45-0009
営業時間 9:00〜17:00(酒蔵見学は要予約)
休業日 日・祝日
料金 -
アクセス JR安芸津駅より徒歩約3分
駐車場 あり
関連リンク https://www.tsukasyuzou.jp

■ MAP ■

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