沼田川支流の火打坂川上流にある峡谷。クロボヤとは「炭を焼くところ」を意味し、さらに上流にはクロボヤ池があります。シャクナゲの群生地として知られ、「竹仁のシャクナゲ群落」は、広島県の天然記念物に指定。ここで見られるホンシャクナゲは通常、渓谷崖上などに生育する樹。樹齢50〜100年の樹が500本以上、しかもその多くが湿地に自生しているのは全国的にも希少とされています。春にはピンク色の美しい花々が咲き、例年の開花時期は5月上旬から6月上旬。群生地の保護のため通常は閉じられている門が、開花時期に合わせて開門され、多くの観光客が花を眺めながらの散策を楽しみに訪れます。

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