西条の中でも古く、300年以上の歴史を誇る蔵元。古書によると、関ヶ原の戦いで破れた島左近の次男、彦太郎忠正が西走して西条に至り、その孫、六郎兵衛晴正が1675（延宝3）年に酒造業を創業したと伝わります。「白牡丹」の名は、1839（天保10）年に京の五摂家の一つである鷹司家から家紋にちなんで授けられたもの。うま味のある甘口のお酒は、夏目漱石、棟方志功ら多くの文化人や芸術家たちに愛されてきました。
西条の酒蔵エリアには、延宝蔵、天保蔵、本社展示室があります。本社見学室には棟方志功が白牡丹のために制作した版画やお酒のラベル、酒造に関する道具などが展示されています。本社展示室では蔵元限定商品なども販売しています。

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