■ お気に入り ■

旧石井家住宅きゅういしいけじゅうたく
西条四日市を代表する町家 兜造と呼ばれる屋根を伝承

旧石井家住宅は、西条四日市の西国街道沿いにあった江戸時代の町家を、広島大学学生街近隣の西条町下見に移築したもの。1795(寛政7)年に建築され、現在は東広島市重要文化財に指定されています。
旧石井家住宅の特徴は、二階屋根の両側に庇(ひさし)を付け、一階の屋根に葺(ふ)き下ろした形にあります。「錣葺下ろし(しころふきおろし」という屋根で、大規模なものは県内でもほとんど見ることができなくなりました。その形が兜(かぶと)に似ていることから「兜造(かぶとづくり)」とも呼ばれています。
一般の町家では座敷を道路から奥まったところに設けることが多いのですが、旧石井家住宅では道路に面した前面に配置しています。これは高屋町白市に所在する重要文化財旧木原家住宅にも見られることから、古い時代の町家形式を継承したものであると考えられています。西条四日市の町並みを代表する町家で、学術的にも当地方の建築文化の継承のためにも重要な建築物であると言えます。


※写真提供:東広島市教育委員会

■ カテゴリ ■

  • 歴史・文化・史跡

■ エリア ■

  • 中央部エリア

■ 基本情報 ■

住所 東広島市西条町下見1086-1
電話番号 082-421-6393(旧石井家住宅管理棟)
営業時間 【4〜11月】10:00〜17:00 【12〜3月】10:00〜16:00
休業日 毎週月曜、年末年始(12/28〜1/5)
料金 一般150円(団体135円)、高校生以下は無料
※後期高齢者医療被保険者証・身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳の交付を受けられている方、ならびに、その介添者の方は、無料で入館いただけます(各手帳等を係員にご提示ください)
アクセス 西条ICから車で約20分
駐車場 あり

■ MAP ■

あなたにおすすめのスポット