JR 八本松駅を中心におよそ半径 1.8km の円内に点在する88体の石仏で、大正末期に地元の富豪、堀岡熊次郎によって建立されました。全行程約9kmを約6時間で一周できます。それぞれの石仏は舟形光背をもつ半面浮き彫りで、高さ約90cm、重さ約150kg。石材はコース内の山から切り出された花崗岩で、地元の石工山口作一氏らによって彫刻されました。四国の僧侶を招いて開眼供養が行われ、魂が吹き込まれています。
制作にあたっては協力者88人を募り、1体につき10円(当時の大工の手間賃が1日3円20銭、米1俵60kgが12円70銭)の寄付を求めて設置しました。石仏の右側面に寄付者の名前が刻まれていますが、興味深いことに、その当時の年齢 (数え年)が石仏の番号と一致するようになっています。75番以降の中には、高齢者で該当者がなかったためか記名のないものが6体あります。
地元の方がこの石仏を見直し、石仏を巡るウオーキングマップを作成するなどして、保存と普及に努めています。
【山コース】
1〜28番まで登り約90分、28番より曽場ヶ城山まで約15分、28〜43番まで下り約60分。
※ロープを辿りながら登る箇所もあります。落石や倒木、すべりやすい道にも注意を。装備を整え、歩きやすい服装で、一人登りは避けて仲間と複数で登りましょう
【里コース】
43〜88番まで平地、約120分。
※途中国道など車道を横切りますので十分注意してください。また民家の横などを通りますので、マナー厳守で

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